わたくしごろーんが好きなドラマで、ぜひ視聴をおすすめしたいドラマ『イニョン王妃の男』の第1話のあらすじを書いてみました。
※ネタバレを含みます
あらすじ
時は1694年。5年前、朝鮮王朝の国王である粛宗は仁顕王后(日本語で読むとおうこう)を廃位させ、それに反対した西人たちを粛清し、張玉貞を中殿にした。
しかし、張氏と南人たちの横暴さが粛宗の心を動かし、西人たちは仁顕王妃の復位を模索していた。※読みやすくするため、王后に変わって王妃という言葉を使用します
粛宗の変化を察した右議政ミン・アムは仁顕王妃を暗殺する陰謀を企てる。
夜、自室で粛宗からの手紙を読み、返事を書いていた仁顕王妃は外の異変に気づく。
刺客が部屋に現れ、殺される寸前で、弘文館の校理キム・ブンドが仁顕王妃を助ける。
右議政ミン・アムは問題が起きたと部下に伝えられる。
張玉貞は、仁顕王妃殺害計画が書かれた右議政ミン・アムの手紙が奪われたことにより、陰謀が漏れ、ブンドによって暗殺が阻止されたと伝えられ、激高する。
ブンドは粛宗に手紙のことを伝えて、暗殺計画を知らせると仁顕王妃に言う。
ブンドは知り合いの妓生が働いている場所におもむき、「王宮を覆す重要な手紙で、狙っている者が多いから預かってほしい」と言って手紙を預ける。
妓生は刺客との戦いで服についた血を見てブンドを心配する。
帰りぎわ、妓生はブンドに懸巌寺の和尚様にもらった黄色いお札のお守りを渡し、ブンドは懐にお守りをしまう。
道中、またも刺客に狙われるが振り切り、宮殿に向かうブンド。
ブンドは粛宗に内密に会いたいとホン内官に伝える。夜遅い時間ですでに就寝していると渋られるものの、弘文館で内密にあったらどうかと提案される。
弘文館で待つブンドに刺客があらわれる。
ブンドは傷を負いながら戦うも倒れこんでしまい、刺客の剣がいまにも心臓を突き刺しそう。大ピーンチ!!!
318年後の2012年 ソウル
チェ・ヒジンはドラマ『新張禧嬪』の仁顕王妃役のオーディションに参加するためにオーディション会場に向かっていた。(張禧嬪は張玉貞の別名)
一時は遅刻だと勘違いしてオーディションに落ちたと思いこむが、無事間に合う。
前の仕事現場からオーディションにきたので着替えたいヒジンは、適当な場所を見つけて着替えようとするものの、着替えの最中にガラスにかかっていたブラインドがあがってしまう。
ヒジンがいることを知らずにブラインドをあげたのは、昔の恋人で韓流スター俳優のハン・ドンミンだった。
ヒジンはブラインドを下げてとお願いするが、ドンミンは下げず、ヒジンをもてあそぶ。
もう少しでオーディションのスタッフに見られてしまうという寸前でやっとドンミンはブラインドを上げる。
ヒジンのオーディションの最中にドンミンが現れ、ドンミンが粛宗役だと知り、ヒジンは驚く。
その日の夜、ヒジンは外食でひとりラーメンを食べながら自身の女性マネージャーとオーディションで元彼ドンミンと会ったことなどを電話で話す。
家に帰るタクシーの中で、ドンミンから番号を教えてないのに電話がかかってくる。
仁顕王妃役をやりたいなら昔よく行った店にこいと誘われるが、ヒジンはドンミンの話の途中で電話を切る。
タクシーの窓をあけて、手にスマホを持ったまま、外に腕をだしもたれるヒジンにまた電話がかかってくる。
またドンミンが電話をかけてきたのかと思いきや、それはドラマ『新張禧嬪』のヤン監督からのオーディション合格の電話だった…!
そのとき、タクシーが道路上のなにかにちょっとのりあげた衝撃で、ヒジンは手に持っていたスマホを道路わきの排水溝に落としてしまう。
あわててタクシーを止めるヒジン。
ヒジンは道路わきに正座して排水溝(に落ちてしまった電話)に向かって大きな声で一生懸命がんばりますと感謝を述べる。
また時がさかのぼって1694年。
大ピンチのブンド。
刺客の剣が胸に刺さる寸前、絶体絶命の瞬間に、なんと、ブンドが消えてしまう…!
ホン内官が弘文館に駆けつけ、刺客にブンドはどこに行った?とたずねるが、刺客もどこに行ったかわからない。
ブンドは目を覚ます。
刺客がおらず、ガラーンとしているまわりの状況に困惑する。
部屋に少し明かりが入ってきてとっさに柱のかげに隠れるブンド。誰かが話す声も聞こえる。
ブンドが弘文館から出ると…
そこでは…
ドラマ『新張禧嬪』の撮影が行われていた…!
戸惑うブンド。
ブンドは肩をかるくたたかれ、「あの…」と話しかけられる。
「役名は?」
「どんな役を?」
「私も出演することに」
「仁顕王妃です」
「私が仁顕王妃なんです」
「初耳でしょ」
「30分前に決まったんです」
「まだ言っちゃいけないのに」
「うれしくて我慢できませんでした」
「秘密ですよ」
ヒジンは無邪気にブンドに話しかける。
さらに差し入れのために買ってきたドーナツをブンドにあげようとするが反応がない。
「あの…ドラマの出演者ではないんですか?」
ドラマの照明に気をとられるブンド。
「あの…大丈夫ですか?」
ブンドが何も言わないので、ちょっと困惑気味のヒジンはその場を離れようとするが、そのときやっとブンドが口を開く。
「あの」
「教えていただきたい」
「はい?」
「私は死んだのか夢を見ているのか」
「え?」
「本当にそれが知りたいんですか?」
「本当に知りたいのです」
「今から答えますが怒らないでくださいね」
「あなたは死んでもないし夢も見ていません」
「ちょっと傷んでるだけ」
ヒジンは笑いながらそう言ったが、ブンドに意味が通じず真顔になる。( ˙-˙ )
感想
冒頭、朝鮮時代から始まってシリアスな展開だけど、現代にシーンがうつると一気にポップでコミカルになるから、物語にメリハリがきいてる。
初登場のヒジンの格好がピンクの網タイツ、オレンジのジャケット、ベージュのヒールの高いパンプスで超ハデハデ!!
ブンドがタイムスリップしても、そこで撮影されている歴史ドラマはまさにブンドの時代だから、不審者扱いされない。
設定が上手いね~。
ブンドがタイムスリップして初めて言葉を交わしたのがヒジンだったんだね~。